サステク

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サマリ

支援先:中堅建設企業(東証スタンダード)

サービス提供企業:(株)国際開発センター SDGs室

 

某中堅建設企業が(株)国際開発センター SDGs室の「サステナビリティ報告書の作成支援サービス」を導入し、サステナビリティに資する活動を国際基準に基づくサステナビリティ活動へと進化させた事例。自社の取り組みを社外へ正しく発信したいという課題に対して、従業員の活動の可視化と、GRIスタンダードに基づいたマテリアリティの特定及び具体的な成果指標の設定を通じて、信頼性の高いサステナビリティ報告書の作成に成功しました。

 

 

 

 

国際基準のマテリアリティ特定という”信頼性”が決め手

 

1.御社とご支援先の企業様について教えてください。

 

弊社は、GRI認定研修機関としてGRIスタンダードに基づくサステナビリティ報告書作成やコンサルティングサービスを提供しています。私たちが今回サポートをさせていただいた某建設企業様は、公共事業、商業施設、住宅など各種の建設業務の請負をされており、その業務を通じて社会的価値を創出している企業様です。

 

 

2.建設企業様から支援をご相談された背景をお聞かせください。

 

GRIスタンダードを参照した精度の高いサステナビリティ報告書を作成されたいというニーズの中で、GRI認定研修機関である弊社にご相談をいただきました。

GRI参照といった文言は様々な報告書で見受けられますが、実際にどこまで参照されているのかが不透明なこともあり、自社報告書においてその信頼性を高めたいという課題をお持ちでした。そのため、GRI認定研修機関である弊社にご相談をいただきました!

報告書制作会社と共同で、弊社はリスク・機会分析、マテリアリティ特定、指標設定の作業を主に担当しました。


 

3.導入いただいた決め手はどのような点だったのでしょうか?

 

決め手は、当社がGRI認定の研修機関として持つ信頼性と、サステナビリティ報告に関する専門知識でした。日本国内では、マテリアリティ(重要課題)の設定やKPI(成果指標)の設定がバラバラな場合が多く、同業種間の比較などが難しい点が課題でした。そのため、今回はオリジナルの指標をつくるのではなく、国際基準における指標群の活用により信頼性を高めること、長期にわたる動向把握がしやすくなること、それによりステークホルダー様にも伝わりやすいという点を重視され、弊社サービスを導入いただきました。

 

 

 

4.実際にサービスを導入した際の取り組みや活動の内容について教えて下さい。

 

まずはお客様の日常的な活動を可視化することから始めました。具体的には、職場や施設におけるCO2削減の取り組みや、働き方改革、人材育成、さらには地域振興に関する活動を従業員の皆さまにアンケート調査を行いました。こうして、日常の活動から重大なインパクトに繋がる内容を抽出し、国際的に評価されるマテリアリティとして特定、SDGsの17ゴールに関連付けた具体的な指標を設定しました。これらを報告書の内容に落とし込み、国際基準を参照したサステナビリティ報告書を作成しました。


 

表:演習用フォーマット例(※)

※マテリアリティの特定の際に使用したフォーマットの一部

 

 

本事例を実際に担当したSDGs室 室長の三井さん

 

 

 

 

日々の活動がサステナビリティに繋がっていることを従業員が実感

 

5.お客様にはどのような効果や変化が生まれましたか?

 

ご担当者様からは、GRIスタンダードに基づく信頼性の高いマテリアリティの特定と成果指標の設定ができたことにご満足いただきました!また、各事業部門のサステナビリティに資する活動が、具体的なデータと国際的基準に基づいて可視化され、従業員一人ひとりの日々の活動がどのようにサステナビリティに貢献しているかを理解できるようになったと伺っております。


 

6.従業員の方々からの反響はあったのでしょうか?

 

従業員の皆さんからは、自分たちの活動がサステナビリティにどう繋がっているのかを初めて実感できたという声が多数あったとお聞きしております。また、このように社内浸透ができたことによって従業員の皆様から更なる自主的な提案も増えてきたという嬉しいお話もお聞きしました!

 

 

 

 

国際基準に基づく支援で、信頼と透明性の実現をお手伝いしたい

 

7.今後の更なる取り組みの願望がありましたらお聞かせください。

 

企業様のサステナビリティ活動を精度高く可視化できる マテリアリティの特定から成果指標の設定、GRIスタンダードに準拠した情報開示まで一貫してサポートし、国際的なステップに則った情報開示の透明性を高めるお手伝いをしていきたいと考えています!これにより、企業様の信頼性を一層向上させ、投資家や社会との信頼関係を強固にするご支援をしていくことが目標です。また、企業様の社内に向けてもサステナビリティ活動の意義や成果を伝え、より全社的に浸透させていくことにも貢献したいと考えております。

 

 

8.本サービス「サステク」に期待することはあるでしょうか?

 

長期的に成果を可視化しやすく国際的な信頼性も高い指標によって、自社のサステナビリティ活動報告の精度を高くしたい、とお考えの企業様とのマッチングを期待しています!特に、投資家に対する情報提供を意識した場合、GRIスタンダードを参照・準拠した報告書は信頼性の高いツールとなります。欧米の企業と取引している場合、このスタンダードに則った活動をしていることが信頼に直結します。今後も「社会」「経済」「環境」の側面に焦点を当てた支援を行いながら、このような企業様との新たな出会いを期待しています!

 

 

9.最後に、未来のクライアントになるお客様へメッセージをお願いします。

 

サステナビリティ報告の基準や枠組みは、年々複雑化していますが、私たちはGRI認定研修機関として、貴社のサステナビリティ活動を国際基準に参照・準拠した形で支援いたします。持続可能な成長と社会的責任を両立させるための確かな指標設定や情報開示をお手伝いし、世界に信頼される企業づくりをサポートいたします!

 

 

<参考記事>
SDGsインパクト評価手法の分析ー経団連での報告
https://www.keidanren.or.jp/journal/times/2024/0926_09.html

 

 

 

 

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